損失を被り株式市場から退場してしまった。
もはや株式投資で儲けることなんて不可能だろうと、思い悩んでいるあなたに読んで頂きたい記事です。
個別株で利益を出す事は、すごく難しいものの。
一般的に、インデックス投資であればプロのファンドマネージャーにも勝つことが出来ます。(これは歴史が証明しています)
しかし、個別株の様に短期間で資産を数十倍に増やす事は不可能です。
インデックスの構造上短期間での急激な資産の増加は不可能です。
年間リターンは5%前後と思って下さい。
しかし、時間を味方に付ける事により、資産はゆっくりと、確実に右肩上がりに増やすことは不可能ではありません。
年間リターンが数パーセントでは、当初の私は見向きもしませんでした。
その頃は個別株を売買していましたが、現在に至っては個別株は殆ど行なっていません。
今はインデックス投資で資産を増やすだけにしています。
あれだけ興味がなかったインデックス投資ですが、いざ始めてみると。
その安定感と手間の掛からない事に、あなたは驚かされると思います。
資産の増加はゆっくりであるものの、数十年先を見越し資産を数倍に増やしたい方にぜひ読んでいただきたい記事です。
株式投資家の上位10%に入れる、プロにも負けないインデックス投資とは?
✔そもそもインデックス投資とは?
・インデックスとは?わかりやすく言うと、個別株の集合体です。
例えば米国の S & P
500であれば、500銘柄の株式に分散投資する事と同じになります。
500銘柄に分散投資するということは、仮に一銘柄が暴落したとしてもインデックスに与える影響は1/500です。パーセンテージと言うと、わずか0.002%ですね。
✓つまり、一つのインデックスを買うだけで分散投資が可能となります。
S & P 500インデックスはプロのファンドマネージャーを凌駕する
✔ウォーレン・バフェット氏
(投資家で知らない人はいない。と言っても過言では無い世界最高の投資家)
・ウォーレン・バフェット氏が個人投資家にもっとも進めている投資商品がS & P 500インデックス。
「プロでも、S & P 500には勝てない」と言うウォーレンバフェット氏。
・ある投資家は賭けを挑みます。
S & P
500と、自分が選んだプロのファンドマネージャーとの一騎打ちです。
✔結果は S & P 500の勝利でした。
分散投資がいかに優れているか良く分かるエピソードです。
インデックス投資とは?メリット
米国へのインデックス投資だとドル資産を持つ事が出来る。
あなたの持っている円(通貨)は基本的に、その価値が時間の経過と共にインフレにより毀損していきます。
将来には、あなたの円(通貨)の価値が下落する事が考えられるのであれば?
あなたは円以外に、ドル資産を持つ事で通貨の価値を分散できます 。
インフレに対応出来る。
✔インフレリスク
例えば米国のインフレは、ここ近年では(~2019年)2%です。
これは、米国の中央銀行FRBが2%にコントロールしているためです。
(コロナショックでの米国の金融緩和により、これからのインフレは2%以上になると考えられています。)
✔インフレメリット
インフレ国は所得も上がり物価も上がるので経済成長が見込めます。(GDPが上がる)
高度成長期期の日本も同じでしたね。
現在の日本は2%の物価誘導目標が達成出来ていません。
✔年2%のインフレの世界とは?
物価が33年で2倍になります。
言い方を変えると、33年後には通貨の価値がが半減します。
・インフレにより物価が上昇した場合、通貨の価値が下落することを意味します。
(インフレ国は通貨の価値が下落した分、労働所得が上がるのでインフレをカバー出来ます。)
・インデックス投資は株価に連動する。
金融資産である株式は、その国のインフレにより物価上昇と共に株価上昇することが必然です。(これは歴史が証明しています。)
・あなたのお金(通貨)を、インデックス投資に置き換える事でインフレによる通貨の価値毀損を防ぐ事につながります。
・コロナショックで30%もの暴落をした後、今現在株価は急回復しています。
これは政策金利のゼロ金利政策や、コロナショックからの経済対策として大規模な金融緩和によるものです。
これだけ大規模な金融緩和が行われれば将来的にはインフレ率が上昇することは必然です。
✔事実、FRB(米国中央銀行)も今回の金融緩和によるインフレの上昇を承認すると明言しました。
これまでFRBはインフレ率を2%にコントロールしてきました。
今回の金融緩和により近い将来には2%以上のインフレが起こる事は決定的だと言えます。
これは日本でも同じ事が言えます。
✔利息の付かない銀行預金やタンス預金では、あなたのお金の価値はズルズルと下落していく事を意味します。
何もしなければ、それを指をくわえて見ているだけの状態になってしまいます。
インデックス投資は時間を味方にする投資法です。
時間の経過とともに資産は雪だるま式に増えていきます。インデックス投資では、この複利効果が一番大きな、そして最も重要なメリットです。
複利効果とは?
ここでは単利と複利の違いを考えてみたいと思います。
*具体例
・投資元本100万円と仮定して、年間5%の資産増加が見込めると考えた場合。
・単利:毎年5万円ずつ増えることになります。
✔10年後の最終資産は150万円となります。
・福利:1年目は単利と同じく5万円資産増加します。(翌年以降は105万円に対して5%増えることになります)
すると、複利の場合は10年後の最終資産は約163万円となります。
✔単利の場合と比べ、最終資産は13万円多いことが分かりますね。
以上が複利効果です。
今回の具体例では10年と短いですが、仮にこれが30年だった場合を考えると?
✓30年間での資産運用では以下の様になります
・単利
最終資産250万円
・福利
最終時間約430万円
この様に、時間の経過と共にあなたの資産は加速度的に増えていきます。
資産が雪だるま式に増える
これは、あなたご自身も一度は耳した事は有るかと思います。
✔複利運用の事を雪だるま式に増えるといいます。
小さな雪玉を一つずつ作るよりも、最初は小さな雪玉でもそれを転がすことにより、やがて雪だるまのように大きくなります。
これは、雪玉を転がすと大きくなり、地面に対しての接地面積が大きくなります。
結果、転がす度に以前よりも多くの雪が雪玉に付着し効率よく大きな雪玉を作る事が出来ます。(時間とともにより多くの雪が張り付いていくようなイメージ)
*つまりインデックス投資とは?
時間を味方につける投資法と言えます。
✓時間とは有限です。
ですから、どちらかといえば若い方向けの投資方法であると言えます。
私のブログドメインがWAKAMONOであるのは、この事が由来です。
とは言え、年配者の方でもやって損は有りません。(やらないよりは良いに決まってますね)
お子さんに引き継けば、ある意味時間は無限なのかもしれません。
インデックス投資とは?デメリット(局単にお金は増えない)
あえて挙げるとするならば、資産は急激には増えないと言う事でしょうか?
・良い投資というものは退屈なものだ
これは、ある有名投資家の言葉です。
私自身もまさにその通りだと思います。
・なかには短期間で莫大な富を手にしたいと考える方もいるかもしれません。
その場合、個別株を運用することになります。
運良く仕手株を手にすれば、短期間で爆発的に資産は増えるかもしれません。
しかし長い目で見れば、90%以上の方はインデックスに負けるでしょう。
これは嘘偽りなくデータが物語っている事実です。
・私自身インデックス投資にデメリットは感じませんね。
インデックス投資とは?資産運用の王道!
上記の図はeMAXISSlim
S&P500(S&P500インデックスを国内投資信託で買える物)の、設定来チャートと純資産額を表したものです。
<<出典:楽天証券>>(2020年9月末現在)
・因みに、こちらの投資信託は2018年から発売されたものです。(発売されてから僅か2年。※2020年現在)
・約2年で、既に純資産額は1,500憶円を超えています。(これは驚異的な伸びです)
・買い付けクランキング、積み立てランキング共に1位です。(数ある投資信託の中で、僅か2年で1位は驚異的)
・株式投資経験者にとっては、当たり前に良い投資商品と数字が物語っている。(皆が買っている)
✔投資方法は簡単なので、どのような方にでも再現性があると言えます。
インデックス投資においては、個別株とは違いあなた財務諸表などを読み込む必要もありません。(ここがインデックス投資が最も楽な点ですね)
一度投資をしてしまえば、あるいは証券会社で毎月の積立投資を設定してしまえば、あなたはその他に特にやることはありません。
投資方法は簡単なので、誰にでも再現性があると言えます。
・あなたの行う行動は、基本は積み立て設定をするだけ
・世の中には数百万円から1億を達成する方は確かに存在します。
しかし、その様な方は上位1%も存在しません。せいぜい0.001%、或はそれ以下です。
・インデックス投資であれば、株式投資家の上位10%以内に入る事は容易い
インデックス投資であれば、手間をかけずに資産の増加が誰でもが達成可能です。
・気になる方は個別株も始めてみると良いです
個別株を運用しながら、インデックス投資も同時に行う。という手もありです。
すると、インデックス投資がいかに楽な投資方法なのかがよく分と思います。
そして、長期で運用を行い。その差はどうなるのか?実際に見てみるのも良いかもしれません。
✔今現在のインデックス投資の最適解は?
インデックス投資と言っても色々なものがあります。
・投資対象はどこの国にするのか ?
・米国に目を向けるのか?
・中国に目を向けるのか?
・日本に目を向けるのか?
・世界の経済成長に目を向けるのか?
・どの分野に投資するのか?
ググればいくらでも出てくるので調べることは簡単です。
✔現在考えらる最適のポートフォリオ一例
・対象国:米国
・対象セクター:米国株式全般+米国ハイテク
以上の点を考察すると、必然的に以下の様なポートフォリオ(買い付ける中身)になります。
✔S&P500(国内投信ではeMAXISSlim S&P500)
✔あるいは、全米株式( 国内投信では楽天VTI)
✔情報セクター、ハイテク関連:(具体的にはQQQやVGT。VGTは国内投信には有りませんね。外国口座を開設して直接米国ETFで買う事になります)
✔最初は 「eMAXISSlim
S&P500」か「楽天VTI」だけで始める事をおすすめします。
どちらもハイテク関連は入っているからです。
あなたがハイテク関連が最適だと思えば、その後手を広げれば良いでしょうね。
QQQやVGTはハイテクセクターに偏った物になります。
✔米国ETFに直接投資するよりも、日本円での投資信託がおすすめ
全て国内投信で積み立てがベストです。(積み立てNISAも活用できる)
・米国ETFでは、配当金控除など手間も掛かります。米国ETFは国内投信よりも保管手数料が安いですが、あなたの運用額が億単位で無ければ気にするレベルでは有りません。
・為替手数料
米国ETFを買う場合は、円をドルにする必要が有ります。(その場合、為替手数料が掛かります)
無理してドルで買う必要は有りませんね。
慣れて来て、やってみたいと思った場合は、その限りでは有りません。
・投資は、インデックス投資に限らず自分のペースで行う事がベストだからです。
✔何もしなければ、あなたの現金資産は時間の経過と共にその価値を失っていきます。
・インデックス投資は、そんな貴方の心強い味方になってくれます。
・インデックス投資に限らず、投資は属性によりペース配分(月々の投資額等)は異なります。
・あなたが、インデックス投資を始める際にも無理のないペースで始めて下さい。
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