バフェット資産、コロナでバークシャー約500億ドルの損失

2020/05/04

資産運用

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バークシャー・ハサウェイは年次株主総会を開催。
4万人収容できるアリーナで、コロナの影響を考慮し無観客で行われ、質疑応答はライブ配信という異例の状況での開催です。

その内容は、私が思っているよりも良く無いものでした。
特に航空株を一旦買い戻したものの全て売却
キャッシュポジションは過去最大

つまり、直近で反発しているもののバークシャーは買い向かってはいません。
これは、何を意味するのか?気になるところです。




バークシャー・ハサウェイ最終損益は約500億ドルと過去最悪

損益は500憶ドル近くと、過去最大の損失を計上しました。

ウォーレンバフェット:米大手航空会社4社を全て売却

エアライン株に関しては2月には一旦買い戻しましたが、その後全て売却したようです。
ウォーレンバフェット氏は大手エアラインの株がお気に入りでしたから、この点に関してはかなりの質問が飛んだそうです。
という事はつまり、今後航空会社にお客が戻ってくるには簡単なことでは無いと考えていることが伺えます。
週明けのダウ工業平均株価は荒れそうですね。

今回のコロナショックは、生易しいものではなく。
今後3余年の間に、顧客が戻ってくるか?
は、不透明だと、そう考えています。

バフェット氏、原油に関しても弱気発言をしています

現在の価格では採算が合わない等の発言ですので割愛します。
言っている事は単純なので、当たり前の事なので。。
因みに、原油価格は直近ではマイナスになると言う史上初の事が起きています。
これらの事を考えても、原油が安値圏に有るとはいえ安易に飛びつかない方が良いでしょう。
スプレッドも酷いものです。

バークシャー:キャッシュポジションは今もなお過去最大

総会時に1370億ドルのキャッシュポジションを保有しいると言う事です。
この、キャッシュポジションに関しても以前から過去最大を継続中です。
この点に関しては、投資家からも以前から何かに投資しろと声が上がっていました。
バークシャーは投資会社なので、投資家からしたらキャッシュを遊ばせておく事に関して面白くなかったのです。
日本円にして約14兆円ですからね、投資家から声が上がるのも無理は無い事でした。
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しかし、直近での株価暴落から分かる通り。
結局のところは、この判断はバフェット氏が正しかったといえます。
相場が急落した原因は、コロナショックですが。
はっきりって何でもよかったのです。
これは、きっかけに過ぎず。
去年末から今年の序盤に掛けて米国市場が上がりすぎていたといえます。
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キャッシュポジションを温存した理由(正しくは使えなかった)

M&Aなどを行わなかったのは、投資ファンドなどの影響により適正な価格で行えなかったことが原因です。
その為に、M&Aは行えなかったのです。

ただし、ここで問題なのは
3月の、あの急落局面ですら。
この巨額のキャッシュポジションを温存し、買い向かなかった点です。
バフェット氏にとっては、いまだ安い買い物ができる状況にはないと言うことの表れとも言えそうです。

わからないものには投資しないバフェット氏
バフェット氏らしいと言えば、らいしですね。
この先どうなるか?
まだ不透明なところが多いので、動いていないと考えられます。

バフェット氏は今後世界は変わるとも考えているようです

今回のウィルスでの、世界同時の経済活動停止状態。
これを機に世界は変わり、これまで通りの日常では無くなります。
今後、テレワーク、在宅勤務の有り方。
会社では無く、自宅でのデスクワークが当たり前、或はいつでも移行できる環境作りが模索されるかもしれません。
これを機に、産業の有り方も変わるかもしれません。
企業にしても、会社のスペースを少なくできるので固定費削減には絶大な恩恵が有ります。
それが普通の日常になるかもしれません。
すると、不動産等は値下がりするかもしれませんね。

バフェット氏は、それらを吟味し。
これから伸びて行くであろう産業、企業を新たな投資対象に考えているのかもしれません。

バークシャーハサウェイの理念を揺るがす

〇永久保有
〇買収した会社はリストラを行わない

上記2点はバークシャーの経営哲学です
残念ながら、この上記2点を今回は守ることができませんでした。

保有する株式に対しては見直しを行い、保有会社ではリストラを行いました。
この記事執筆時点では、米国の失業者は1,000万人を超えています。
それほど、実体経済は痛みを被っています。

今回のことでよくわかることがありますね?

直近では反発している米国市場、そして日本市場ですが、安易に飛びつかない方が良いと言うことです。

これから実体経済への影響はどのようになるかわからないといえます。

バフェット氏にとっては、落ちてくるナイフがまだ地面に突き刺さっていないと考えていると言えそうです。

我々もこの状況を踏まえて、キャッシュポジションをある程度確保していた方が賢明であるといえます。

そして、これは私独自の考えですが

今後も急落局面があると思います。
(或は、ズルズルと下がり続ける。)
今回はコロナで暴落しましたが、景気循環も終わる頃なので今後は厳しい状況がやってくる事は容易に想像ができます。
コロナショックで大きく下げた市場ですが、早いうちに経済活動が再開できなければ次なる金融不安がやってくることは間違いがないので。

せめて、それまでの間にはコロナショックによる経済活動の停止を、早いうちに再開できないとなると?
かなり厳しい状況がやってくると想像できます。

1番に懸念している事はFRBが既にゼロ金利政策を開始していると言う点です。
金利策による金融緩和は、もはやマイナス金利しか残されていません。
そして、マイナス金利を導入している日本や欧州は経済では残念な結果になっています。

FRBが再度金利上げを出来ないうちは、いつリセッション入りしてもおかしくありません。

決して米国の成長に逆らうような賭けをしてはいけない

今回の総会でもバフェット氏は以下の発言を行っています。
「決して米国の成長に逆らうような賭けをしてはいけない」
と、今後も米国株式市場の未来を明るく捉えています。
廃れる産業も出てきますが、新たに明るい未来を持った産業も誕生するでしょう。
但し、これは中長期的な場合の話です。

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