日本は貯蓄に頼り生活できる期間が4.5年:海外の非課税制度ISAに日本のNISAがかすんで見える・・

2020/05/27

投資における非課税枠の活用

t f B! P L

日本の非課税制度 NISA の恒久化が見送られました。
それでは他の国では非課税制度があるのか?
ということが出発点となり、この記事を書くことにしました。
それではどうぞ。


日本のNISAの元になったのが、イギリスの非課税制度ISAです


アメリカの非課税制度等も調べたかったのですが、中々ソースが見つからず。
なんとか、やっとイギリスのISAにたどり着きました。
こちらも、簡単に見つかった訳では無く結構大変でした。
それでは、そのISAがどのような物なのか知らべて見ました。

イギリスの非課税制度ISAは年間で約300万円の枠

イギリスの非課税制度ISAは年間20,000ポンド
日本円で約2,800,000円の非課税枠が使えます
(現在の為替レートは、1ポンド140円程度で換算。令和元10月20日時点)

1999年からの開始ですが、当初は7000ポンドからのスタートでした。

つまり、これは日本の非課税制度NISAよりも15年早く始まっています。
もっとも、この制度を真似たものがNISAので早いのは当然と言えば当然です

段階的に引き上げられ20,000ポンドになりました。

日本のNISAと比べても非課税枠は年間約2倍以上になります。

為替変動が有りますから、概ね日本の非課税制度NISAの2倍程度と考えておくと良いかもしれません。

預金型と株式型がある

厳密に言うと、これ以外にも有ります。
最も注目ポイントである、この2点に絞って本記事にしています。

年間投可能資額20,000ポンドは、この両方を合算した数字となります。

という事はつまり、預金型と株式型の両方の枠を確保することができると言うことになります。
私の場合はインデクスに投資したいですから、文句なく株式型に全振りですね。
但しこれには理由が有り、イギリスでは日本のようにゼロ金利ではありませんから、預金型を選ぶということも一つの方法となります。
昔の日本のように5%程度預金利息がつくのであれば、文句なく私も預金型を選択しますけどもね。。

イギリス非課税制度ISA投資可能期間

そして投資可能期間ですが、当初は10年間だったものの2008年に恒久化されました。
日本では見送られましたから、ここがいちばん羨ましいですね。

そして、羨ましい点がもう一つ、非課税期間が何と!無期限です!
これに比べて、日本の5年間と言うのはあまりにも短く感じます。
日本の制度は残念だなぁと感じます。

イギリス非課税制度、ここまでのまとめ

◎年間の積み立て可能額は日本のNISAの2倍
◎非課税期間は無期限(この制度ならば、もはや積み立てNISAは要らないレベルです)
◎投資の期間は恒久

日本のNISAは、これからも必要な制度であった筈。

WEF(世界経済フォーラム)によると、貯金に頼らず生活しなければ、いけない期間が最も長い国ワースト1位は残念ながら日本です。

次いでイギリスが2位です。
とは言え、イギリスの場合、そこははっき言って他の先進国と比べても余り差はありません。

日本の場合、貯蓄に頼り生活できる期間が4.5年とされています
それに対して他の先進国は約10年弱とほぼ横並びです。
やはり、老後資金2千万円問題がここでクローズアップされていることが背景にあるので、日本だけ特出した数値になっていると言えるでしょう。

このような点を見ても、日本の金融庁は老後2千万円不足と言うことを提示し、国民に投資を促して個人の資産をしっかり運用してもらおうと考えてのことだと思います。

イギリスの場合は非課税制度がしっかりと恒久化されており、それに対して日本の場合は富裕層への優遇と言うことで見送られると言う形になってしまい凄く残念です

これは、日本人の投資=ギャンブル
こんな発想が拭えないうちは持続不可能なのでしょう。
富裕層で無くとも、行える投資は事実存在します

老後資金2千万円問題の時もそうでしたが、日本の場合は世論の顔色伺が強すぎますね。
正直そんなものは放っておいて、正しい政策を進められるような政治家が出てきてくれない事にはこの先の日本は厳しいです。

ただでさえ、これからの日本経済は先細りになります。

現在の日本は成長期を終え、経済では成熟国となっています。

それでも世論を気にする国(政治家)は通常 NISAを見送る決断を下しました。
正直私にとって、今の政治家が本気で日本の未来を考えているのか疑問に思えてなりません。
結局のところは、自分たちの保身しか考えていない、そういう人たちが多すぎます。
これで終わりというわけではなく、金融庁の皆さんにはこれからも本当に頑張ってもらいたいと思います。
数十年先には国が国民を助けてくれるのは無理が有ります。
自身で資産運用を考えなければなりません。
そんな時代が、直ぐそこまで来ています。

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