インデックス投資と、配当再投資とではその性質は全く異なる
1番の違いは、やはりインデックスには複利効果が望めると言う点です。それに対して、配当株再投資では複利効果は見込めません。
ですから必ず得られた配当金は再投資に回す事が必要不可欠です。
それでなければ大した資産の増加は見込めません。
配当金を得た場合、その配当金を再投資することにより持ち株数を増やし、配当金の増大を見込むことができます。
それが出来て初めて資産の増大が見込めるわけです。
例えば配当金3%の個別株があったとします。
この株を保有し続ければ、概ね33年間で投資元本が回収できることになります。
すると、その時点での株価が利益と言うことになります。
インフレリスク
しかし、事はそれほど単純ではなく。33年間のインフレリスクが伴うわけです。
例えば米国のインフレは2%です。
これは、33年間続いた場合インフレにより資産が半減することを意味します。
つまり、名目上ではなく実質的にリターンを産むためには、投資元本と同等のリターンを、投資元本以外で産まなければばなりません。
この場合、それが株価そのものの上昇と配当金と言うことになります。
それをリカバリーするためには、配当金で得られたお金を再投資することが必ず行われなければなりません。
しかし配当金で得られるお金はわずか数パーセントです。
この投資手法は、ある程度の元手が必要になります。
10万円投資した場合に得られる配当金は、わずか3000円です。
この事からも分かる通り、配当金再投資をする場合は、 ある程度お金持ちである必要があります。
100万円の投資で、やっと3万円の配当金が得られるので当然の事と言えます。
たとえ、配当金を得られたとしても、それが株価の下落で相殺されてしまっては全く意味がなくなってしまいます。
配当金再投資手法の場合でも、将来にわたって上昇トレンドであるような、そんな銘柄を選びたいものです。
インデックス投資の場合は少額からでも始めることができるので、お金持ちでなくてもこの投資手法は淡々と積立ていけば将来資産の増大化を見込めます。
やはり若いうちから投資を始める場合は、インデックス投資が最適といえます。
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