wealthnavi 実績
今現在の楽天VTIとウェルスナビの運用益の差を見てみましょう。
結論から先に言ってしまえば、楽天VTIの方が運用益は上回っています。
とは言え楽天VTIがわずか0.5%のプラス益です。
下記はウェルスナビの運用益です

一方ウェルスナビは1.07%のマイナスです。
(ドルベースではプラスですが、今回はどちらも円ベースでの比較です)なお、楽天VTIはSBI証券から楽天証券に引っ越したので画像は有りません。
楽天VTIは両方(SBI証券、楽天証券)を合算したものを比較対象としています。
そして、どちらも(楽天VTIとウェルスナビ)去年の4月ごろから積み立てを始めています。
楽天VTI+0.5%:wealthnavi− 1.075%
つまりウェルスナビの年間1%の手数料分がマイナスとなり、結局は内容同じなのか?と言うと内容は全くそうではありません。
正直そこが残念なところです。
当初から楽天VTIは月々10,000円ずつの積み立て投資を始めています。
それに対してウェルスナビは、最初のに月に100,000円入金から始め、その後は月々10,000円の積み立てを行っているのです。
上記のチャート(週足)を見てみると分かっていただけると思いますが、この積み立てを始めた当初(黄色矢印)というのは現在と比べるとだいぶ低くなっている事がわかると思います。
ということは、積み立て当初100,000円から始めているウェルスナビと、当初から10,000円ずつの積み立てを毎月行っている楽天VTIとではまるっきり内容が違うわけです。
価格帯が安い時に100,000円から始めたウェルスナビは、はっきりってもう少しパフォーマンスが良くなければいけません。
つまりは、楽天VTIよりもアウトパフォームしていなければいけないと言うことになります。
しかし、アウトパフォームするどころか、残念ながらアンダーパフォームです。
両方とも積み立てを始めてから1年が経過したわけですが、結果としては?
楽天VTIに積み立て当初100,000円を振り込んでいた方が、結果としては良いリターンが見込めたと考えられます。とは言えウェルスナビは何もしていないわけではなく
wealthnavi 直近の米中貿易問題での急落でのリバランス

ご覧のように直近の急落局面でリバランスを行っています。
主にディフェンシブな銘柄とアクティブな銘柄を売り払い、VTIとVEAに乗り換えている事が分かります。
中でもVTIに最も比重を傾けているのが分かります。
その時のチャートが、こちら(矢印部分でリバランス)

その後、更にS&P 500指数は下がるのですが、ここ直近ではウェルスナビが買い増しをした時期よりも上げているので、結果としてはその際のリバランスが適切だったとは言えます。
まぁ単純に言ってしまえば逆張りスタイルですね。
(ちなみに、私のウェルスナビの設定はアクティブな設定にしてありますので、この様なリバランスが行われたのかもしれません。)
wealthnavi 去年末の急落時のリバランス
そしてそれ以前にリバランスを行われた際には、やはり直近でズルズル下げていたので逆張り的に前回と同じようにVTIに多めに振り分けています。

上り初めで行われているので、今回は順張りですね。。
しかし残念ながら、その後市場は急落をしていることがチャートから確認できます。
それと、この1年間の運用ではリバランスは、この2回のみしか行われていません。
但し、積み立て投資を行っているので、その後の急落局面では積み立て分VTIを買っているとは思います。
(リバランスでは無く、積み立て分の資金投入でカバーしているイメージでしょうか)
ウェルスナビはもともとリバランスは頻繁に行わない使用なので、これが市場急落によりリバランスを行ったものなのか?
それとも運営側で年に2回この時期にリバランスを行うものなのか?
運用期間が1年なので、その点はわかりません。
ただ確かなのは、年2回リバランスが行われたと言うことです。
これを言ってしまっては元も子もない話なのかもしれませんが。
そもそもS&P 500指数というのはヘッジファンドのファンドマネージャーですら勝てる人は1割程度と言われています。
という事はつまり、下手にリバランスなどをする必要は無いのかもしれませんね。
ただしwealthnavi、theoなどのロボアドバイザーは、個別株ではなくETFを扱っているので、その点はどうなのか判断はつきかねます。
まとめ(S&P500 全振りで積み立て投資する方がパフォーマンスが優れている)
少なくとも現時点では、ウェルスナビよりもS&P500 全振りで積み立て投資する方がパフォーマンスが優れているという結果になりました。もうしばらく様子を見て、ウェルスナビは見切りをつけ、VTIや S&P 500にだけに全振りするか考えてみようと思います。
但し、未だ1年ですから分かりません
少なくてもこの一年間では、米国市場1本に絞っていた方が高リターンが見込めたと考えて良さそうです。年間手数料1%は、結果高すぎる。
但し、運用残高を考えるとこれ以上の手数料下げは難しいでしょう。
純資産残高が今後増え、手数料がもう少し安くなれば十分価値のある物になる事は間違い有りません。
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