【金融庁の本音】老後資金2000万円問題で資産運用へ走る人々へ

2019/06/30

資産運用

t f B! P L

「老後2000万円問題」で、世間では騒がれています。
これを機に、資産運用を行おうとする人が投資セミナーに押し寄せるそうです。
しかし、私はこれに対して多少の不安を覚えます。
如何わしい投資セミナーに出向いてしまっては、元も子も有りません。

今回は、これらの問題。
そして、金融庁は本当は何が言いたかったのか?
よく考えてみるべきです。

投資セミナーに行く前に、この記事を見る事によって失敗しない選択に役立つと思います。

老後資金2000万円不足で資産運用へ走る人々へ【金融庁の本音】

✓老後に約2000万円の備えが必要、とした「金融庁の真意」
本来この老後2000万円が足らなくなるという事実は?
「金融庁が国民に対して資産運用を行うこと促す事が目的でした。」

本来「金融庁が訴えたかった資産運用のススメ」ということが歪曲され、「国は一体何をやっているんだ」と言う話に、残念ながらねじ曲げられてしまいました。

✓金融庁が資産運用を進めようとすることには理由があります。
金融庁は「非課税投資制度のNISAやideco」、これらを推し進めてきたわけです。
その際に金融庁が、これまで投資商品として「良くなかった投資商品」(これまでは手数料が高くリターンが少ないものなどが多くありました)
「国民に投資をしてもらう事」に関連して、このような投資商品に対してメスを入れたのがが金融庁です。

✓事実、金融庁は ideco などに使える投資商品を吟味し、より良いものを選択したのです。
つまり、これまでは販売側ばかりが有利であった投資商品を改善し、より良いものにするよう証券会社などにも促したのです。
証券会社から「営業ですすめられる投資商品は、はっきり言って良いモノはありません」

その問題を解決することは簡単です。
 idecoでは「投資商品として選択できるものは金融庁が認めたものに限ります」
それらの投資商品は投資家側に有利なものが多くあります。(不利な物はほとんど無い)

逆説的に言ってしまえば「販売側は手数料が安く儲からないのであんまり売りたくないもの」なんですが、我々投資する側を保護する為に金融庁は、この様にしました。

投資に無関心な日本国民

そのように改革を進めてきた金融庁ですから、「これから、いよいよ国民により良い資産運用を行ってもらいたい」そう考えたものの、肝心の国民は投資に目を向けません。

そこで金融庁は?
「資産運用に国民に励んでもらうために老後2000万円不足問題」を提起したのです。
「老後2000万円が足らなくなる」そのためには資産運用する必要がある。
これは、金融庁も認めている事実です。

ところが!?
「なに!?、老後に2000万円も足らなくなるだと!!」
せっかく改革を進めてきた金融庁は逆に「なんでそんな事になるんだと責められる立場になってしまった」のは、非常に残念で仕方のないことです。

これをいい事に野党がガヤガヤ五月蠅い状況が続いていたわけですが、金融庁は「長期に積立資産運用を」これを国民に言いたかったわけです。

しかし、本来「金融庁が訴えたかった資産運用のススメ」ということが歪曲される事となり。
「年金制度の不備を国が認めた」と野党や国民の批判を招き、11日には麻生太郎金融相が「不安や誤解を与えている」として「報告書を受け取らない考えを表明」し、事実上の撤回を余儀なくされました。
あまりに馬鹿げてますね。

✓金融庁は、麻生さんに「これからは個人での資産運用は必須」との報告だった筈です。
つまり、老後に2000万円足らなくなるから「個人で資産運用をしましょう」が金融庁の本音でした。

✓しかし、それが全く進まないわけではなく、ある一定の人は投資に対して関心を持ったようです。
・セミナーへの参加などが良い例です
ただし、これも一時なもので長く続くのかどうなのかは疑問の残るところですね?
金融庁は、せっかく良い投資商品を推し進めてきたわけですから。
それなのに国民はそっぽを向いているんでは何にもなりません。

老後資金2000万円問題の本来の目的を失うことになった

✓結果としては国民に資産運用を広げる目的は達成される事はありませんでした。

・NISA等の非課税制度が「富裕層優遇」と見なされされ、恒久化される事無く終わりを迎えるのが良い例でしょう。
一般個人投資がすすんでいれば、こんな事にはならなかった筈。。

今現在老後2000万円問題で投資を考える事は全く怖いものでは無くなっています

✓実際に私も資産運用をしていますが、インデックス投資でかなり高確率で資産を伸ばすことは可能です。
・投資商品さえ間違わなければ何も怖がることはありません。
・テレビなどのメディアでは株価が暴落した時だけ報道するものです。
・しかし今現在ではどうでしょうか?
コロナショックで暴落してた米国株式市場ですが、すでに暴落前の水準にまで値を戻しています。
それについてはメディアは全く報道しません。
・一歩通行の情報だけしか目を向けなければ情報弱者になり下がります。
自分から情報を得なければいけない時代と言えます。

✓リセッション(景気後退)時において国の行政機関などが、どのような事をしているのか?
米国では GDP の20%もの予算を組んで金融緩和を行っています。(日本も同じ額を追従)
これまで金利の付いていたドルですが、今回のコロナショックの暴落で一気に「米国もゼロ金利に舵を切りました」

✓世界中のあらゆる国が経済で失速することを望んでいるわけがありません
世界一の経済大国の米国は特にそうです。
金融不安が起きた時に「大規模な金融緩和策などを行い」「経済の失速をものすごい勢いで支えます。」

経済成長国の株式市場というものは足踏みする事は有っても、「基本的に右肩上がり」であるものです。
これらを理解することがで出来るのならば、インデックス投資は全然怖いものでは無く「事実資産運用する上では不動産投資などよりもはるかに資産の増加がに込めるのが株式市場です」これは歴史が証明しています。
ですから、「これからは我々個人も株式投資に目を向けるべきです。」
✓とはいえ個別株とはリスクが大きいので避けたいところです
・一番安全なのが「インデックス投資」です。
・年間リターンはわずか数パーセントですが、複利効果で資産は年を追うごとに増加していきます。

老後2000万円問題で情報弱者は格差が広がり貧乏になる


✓今回の老後2000万円問題で投資アンテナを張った方は将来資産を増やす事が出来るでしょう。
・その一方で、それでも何もしない人が大多数です。
・個別株に手を出した人も、将来どうなるかは疑問です?

長期数十年において 投資を届けていた場合、その資産額は数千万円という差になります。(月に5万円ほどの積み立て投資の場合でも)

これで分かる事ですが。
「老後2000万円不足問題は実は簡単に解決できることなのです」

元々国の行政機関である金融庁が推し進めているのですから、その理由はどこにあるのかをまず理解するべきです。

証券口座に口座を開き ideco に加入しそこから投資できる案件だけ目を通してみれば、どんなものがあるかよく分かるはずです

素人で、わからないかもしれませんが、それらの投資商品を勉強すればそれがどういうものなのか理解できます。
まずはそこから始めましょう。

✓投資を怖がって何もしなければ将来のあなたが貧乏になります
数十年に渡り積立投資を行った人と比べて、数千万円の資産価値の差が生まれてしまいます。

これは私が実際に資産運用に携わってきて肌身に感じていることです。
何もしない人は本当に駄目です。
インデックス投資を今すぐにでも始めるべきです。

初めて見なければ何も分かりません。
怖がらずに始めてみましょう。
そして資産がどのように変化していくのか?
実際その目で見てみればいいのです。

場合によったら ウェルスナビなのでも良いです
自動でリバランスなどを行ってくれるロボアドバイザーです。
その中身を見てみると、私も所有しているVTIが入っているので、投資商品としてひとつの正解といえます。
ただ気になる点は、年間手数料の1%は決して安くないというところでしょうか?

とにかく何でもいいですからはじめてみましょう
まずはそこからです。
 
・これ以降は以前の記事になります。
・投資に向かう人も増えたようで、実際には増えていませんでした。
・それは、これ迄に書いた記事で「NISAが富裕層優遇として廃止される」事も見ても一目瞭然です。


最近の経済新聞によると、この2000万円問題を受け個人が資産形成へ動き始めているそうです。
ネット証券では20~40代の現役世代を中心に、運用益が非課税の少額投資非課税制度(NISA)の申し込みが急増。
資産運用を扱うセミナーには募集を大幅に上回る参加希望者が集まっている。
報告書を機に、個人による「じぶん年金」づくりが広がりつつある。

上記の点は、非常に喜ばしいことで、個人が資産応用していくと言う事はこれからの日本では必須と言えるからです。「これからは社会保障をあてにして生きて行くには無理が有る事は余りにも必然です。」

✓老後2000万円問題で、個人がいきなり資産運用するには気になる事も。。
✓投資セミナーに大勢の人が押し寄せている
それだけ資産応用に不慣れな方が多いことが予想されます。
それを利用され、金融機関の良いように(金融機関にとって都合の良い金融商品、手数料の高いものなど)利用されないのかが心配ではあります。
ただし、これをきっかけに日本で投資をすることが当たり前の時代が到来する1つのきっかけになると言うのであれば、金融庁の考えも国民に伝わったと言うことになるので、それはそれで良かったと考えられます。

✓40代の方が新規に口座を開設している
そして20代から40代の方が新規に口座を開設したいらしいですが、ここで資産運用を行う上で大きな差が生まれてしまう事が気になります。
20代から積み立て投資を始める人と、40代から投資を始める場合、最終資産は圧倒的な差になってしまいます。
同じような投資手法を20代と40代の方が行っていたのでは、40代の方が圧倒的に20代から始める人にはかないません。

✓積み立てNISAが4割増にとどまっていまる事
通常NISAやIdecoの動新口座開設者が2倍弱に増えている一方で、積み立てNISAは4割増にとどまっています。
長期投資では、積み立てNISAの方が有利だからです。
これも、若い方には良いかもしれませんが、やはり40代から始めるとなると積み立てNISAの年間枠では少なすぎるので、このような結果になったとも考えられ無くも有りません。

✓老後2000万円で、これから資産運用を行っていく上でのシュミレーション

✓70才迄働くと仮定した場合「VOOやVTIの市場平均が5%」と「手数料含まず」「積み立てNISAでの運用」と仮定。
・20才からだと50年間積み立て出来る。
月3万円で最終資産8千万円弱:2000万円は余裕でカバーできる。
・20才からだと30年間積み立て出来る。
月3万円で最終資産2千4百万円強:2000万円はカバーできる。
・40代半ばからだと25年間積み立て出来る。
月3万円で最終資産1千7百万円強:2000万円はカバーできない

✓40代はそれなりに資産があると仮定して
・40代半ばからだと25年間積み立て出来る。
・月5万円で最終資産3千万円弱:2000万円は余裕でカバーできる。
・ただし、この場合積み立てNISAの枠では足りない。
・足りない分はIdecoでカバー。(ただしIdecoは途中解約できないが、長期投資で考えているので問題無し、所得控除できるメリットもある。但しIdecoは現行法では積立期間は60才迄しか出来ない。)

この間にも何らかの非課税枠の制度改革も期待出来ない訳でも有りません。
つまり、40代半ばからでも工夫次第で何とかなります。
心配なのは、期間が短いと切り崩して時に急落が来ると心配。
しかしながら、概ね焦らず続けていれば問題無いと思います。

✓老後2000万円:結論としては
・20代ならば余裕
・40代では前半では何とかなる
・40代後半でも、一度に決済しなければ良いです。

その後も、残りの投資資金で年利5%が見込めれば、その後も資産は増えますので少しずつ切り崩していけば問題無いでしょう。
その間、市場が暴落しても退場せずにいる事が肝心です。
リーマンショックの時でさえ、米国市場は5年で直近最高値まで戻しています。
慌てず、数年間我慢していれば、いずれ回復します。
くれぐれも狼狽売りはせず、市場に留まり続ける人が成功を収めます。

✓老後2000万円で間違ったものに手を出さない事
金融リテラシーの無い個人が始めるにあたって変な金融商品に手を出さないか?
変な金融商品を、勧められないか?

どの、投資信託か迷ったら?

基本的には国内投信で楽天VTIeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が手数料も安く最適解。
先に挙げたVOOがeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
VTIが楽天VTI

証券会社はどこを選べばいいか?

どこの、証券会社でも良い訳では無く、それぞれ優遇ポイントが有ります。

✓今現在は楽天証券が最適解
証券会社は現時点では、積み立てに楽天カードを使う事によってポイント還元される(そのポイントで積立金に充てる事が出来る)楽天証券が最適解。
楽天証券口座開設前に楽天カードを作る事をお勧めします。
カード発行後から証券口座を開いた方が、口座開設の際にキャンペーン等で楽天ポイントをもらえます。

金融系のランキングサイトに参加しています。
どちらかのバナーからブログ村にお帰り下さい。  
にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ にほんブログ村 経営ブログ 財務・経理へ

インデックス投資パフォーマンス

インデックス投資資産公開:利回りは2年で50%以上!

自己紹介

自分の写真
株式投資歴は6年、インデックス投資3年間で現在のインデックス資産は1,000万円を超えました!投資元本700万円で45%の増加です。インデックス投資をメインに資産を増やしています。

アーカイブ

このブログの検索

Twitter Follow

宅配サービスでスローライフ♪

ランキングサイトに参加中につき是非クリックをお願い致します。

すきま時間を有効活用しましょう(本は読むから聞く時代に)

スポンサードリンク

QooQ